薬局で購入できる市販の睡眠薬を、睡眠改善薬と呼びます。有名なところだと、ドリエルは睡眠改善薬ですね。
この睡眠改善薬ですが、不眠を解消するために使っても良いケースと、使うのはあまりおすすめできないケースがあります。ここでは、睡眠改善薬を使っても良いのはどのような人なのか、説明します。
睡眠改善薬を使っても良いケース① 短期的な不眠症の場合
ドリエルなどの市販の睡眠改善薬は、お医者さんで処方される睡眠薬と比較すると、効果はかなり弱くなっています。そのため、1ヶ月以上眠れない状態が続いているといったような慢性的な不眠に悩んでいる方は、使っても効果が出ないかもしれません。
睡眠改善薬を使うのは、『なんだかここ数日眠れない・・・』、という短期的な不眠症の場合にしておいた方が良いと思います。
睡眠改善薬を使っても良いケース② イベントの前日に眠れない場合
翌日にあるイベントに対してプレッシャーを感じていて、夜眠れなくなる場合があります。
例えば、
- 会社で大切なプレゼンがある
- 出張がある
- 就職活動の面接がある
などのイベントが翌日にあると、眠れなくなることがありますよね。
このようにプレッシャーを感じると眠れない傾向が強い方は、イベントのある前の日にだけ、睡眠改善薬を服用するという方法は効果的だと思います。ただし、緊張が強くて眠れない場合、睡眠改善薬を使っても眠れないということもよくあるものなので、注意が必要です。
睡眠改善薬を使っても良いケース③ 比較的軽度の不眠症の場合
基本的に、睡眠改善薬を使って効果が期待できるのは、軽度の不眠症の場合だけです。
『軽度』というのがどの程度かという明確な基準はないですが、
- すぐに寝付ける日もあるけれど、たまに眠れない日もある
- 眠れない時でも、1時間以内には眠れる事が多い
- 深夜に目が覚めるけれど1~2回
このくらいの不眠の症状であれば、睡眠改善薬を使っても効果が出るかもしれません。ただし、睡眠改善薬の効き目は個人差があるので、『軽度』の不眠だからといって、必ずしも睡眠改善薬で眠れるようになるわけではありません。
以上、睡眠改善薬を使っても良いと思われるケースを3つ紹介しました。基本的に睡眠改善薬は慢性的な不眠や重度の不眠には効きづらいと言われています。そのような場合は、病院を受診することも考えると良いと思います。
また、慢性的な不眠の場合には、サプリの力を借りて、じっくりと不眠を改善していくことも良いですね。