薬局などで手軽に購入できる睡眠改善薬ですが、気軽な気持ちで使っていると思わぬ落とし穴にハマることがあります。睡眠改善薬と言っても、薬などで副作用はあるので、服用に関してはきちんと注意点を守ることが大切ですよ。
ここでは、睡眠改善薬を服用する際の注意点を説明します。睡眠改善薬の服用を考えている方、現在服用している方には参考になると思います。
睡眠改善薬の副作用に注意しよう
ドリエルなどが有名な睡眠改善薬ですが、病院で処方される睡眠薬とは含まれている成分が全く違うので、睡眠薬に特徴的な副作用は起こりません。睡眠薬に特徴的な副作用とは、記憶障害や筋弛緩作用などがありますが、睡眠改善薬を服用してこうした副作用が起こる心配はほとんどありません。
ですが、睡眠改善薬は、睡眠薬とは異なった副作用が生じることがあるのです。
睡眠改善薬で生じる様々な副作用とは?
睡眠改善薬の主成分は、風邪薬などに含まれる事が多いジフェンヒドラミンという成分です。風邪薬を飲んで眠くなることがあると思いますが、それはこのジフェンヒドラミンの影響なのですね。
睡眠改善薬の主成分であるジフェンヒドラミンは、いくつかの副作用が起こることが知られています。主なものとしては、喉や口が乾く、目のかすみ、めまい、食欲不振、胃部不快感、便秘などです。
風邪薬を飲んでこうした症状が現れたことがあるかもしれませんが、睡眠改善薬によってもこのような副作用が生じる場合があるのです。
睡眠改善薬の副作用には個人差がある!
とはいえ、睡眠改善薬の副作用には個人差があります。風邪薬で喉が乾く人もいれば、なんともない人がいるのと同じですね。風邪薬などで何らかの副作用が起こりやすい人は、睡眠改善薬を飲むときにも注意が必要かもしれません。
また、副作用が起こるかどうかというのは、その時の体調などにもよるので、そうした副作用が起こりにくいと思っている人でも油断はできませんね。
睡眠改善薬は用量をきちんと守って服用しよう!
睡眠改善薬はそんなに効果が強くないからといって、定められた用量を超えて服用すると危険な場合があります。例えばドリエルの公式サイトには以下の記載があります。
『1回2錠を超えて服用すると、神経が高ぶるなど不快な症状があらわれ、逆に眠れなくなることがあります。
』
(http://www.ssp.co.jp/product/all/drw/)
ですので、睡眠改善薬を飲んでも眠くならないからといって、定められた用量を超えて服用することはやめましょう。
睡眠改善薬に依存しすぎてはいけません!
睡眠改善薬を服用することで、依存性が生じてやめられなくなるといったことはありません。とはいえ、眠れないときにはいつも睡眠改善薬を服用するというように、睡眠改善薬に精神的に依存してしまっても、不眠症が治る可能性は低いと思うので、注意が必要です。
睡眠改善薬は不眠症を根本から改善するものではありません
当然ですが、睡眠改善薬を飲んで不眠症が根本から改善されるわけではありません。睡眠改善薬は、あくまでも一時的に眠れるようにするためのものです。
ですので、慢性的に不眠症状が続いている方は、睡眠改善薬を飲むことの他に、不眠症を改善するための努力が必要です。当サイトで紹介している方法を実践していただいたり、サプリを試してみたり、病院に行ってみたりといった努力が重要になります。
睡眠改善薬はだんだんと効かなくなってきます
また、睡眠改善薬を連続で服用していると、だんだんと効果が弱くなってくると言われています。ですので、睡眠改善薬は長い期間服用できるものではないのですね。
ですので、睡眠改善薬の服用は、あくまでも軽度の不眠に対して、一時的に用いるようにしましょう。
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