『睡眠薬って、薬局で普通に市販していないのかな?』
『薬剤師がいるところなら、睡眠薬って売ってもらえるの?』
この記事では、そんな睡眠薬の購入に関する疑問にお答えします。
薬局には、睡眠薬は売っていません!
結論からいうと、睡眠薬は薬局には置いていません。
睡眠薬には
- 市販で買える睡眠改善薬
- 処方が必要な睡眠薬
に分けられます。
睡眠薬は医療用医薬品に分類されています。
医療用医薬品は効果が強く副作用にも服用に際して、注意が必要なので医師の処方箋をもらわないと買うことができません。
薬局で市販されている睡眠薬は睡眠改善薬
薬局やドラッグストアで睡眠薬のようなものが売っているのを見たことがある人は多いと思います。
例えば、エスエス製薬のドリエルという薬がそうですね。
実は、ドリエルなど薬局で売っているものは睡眠薬ではなく、『睡眠改善薬』と呼ばれるものなのです。
睡眠薬と睡眠改善薬は全く異なるものです。
成分も全く違うので、効果や副作用のレベルにも大きな違いがあります。
睡眠改善薬は睡眠薬と比較して、効果がかなり弱めなので、薬局やドラッグストアでも買えるようになっています。
市販で買える睡眠改善薬の一覧
商品名 | 値段 | 錠数/包数 |
---|---|---|
ドリエル | 1,000円 | 6錠 |
グ・スリー | 1,858円 | 6錠 |
ネオデイ | 839円 | 6錠 |
アロパノール | 3,300円 | 24包 |
ナイトミン | 1,780円 | 72錠 |
睡眠薬を買いたいときはどうすればいいの?
睡眠改善薬ではなく、睡眠薬を購入したいのであれば、病院にいき医師の処方箋が必要です。
最近は『不眠外来』、『睡眠外来』、『睡眠クリニック』などという名前の、睡眠を専門とした病院が増えています。
もし住まいの近くにこうした病院があれば、そこを受診すると良いと思います。
また、睡眠薬は内科でももらうことができます。
ですので、近くの内科で相談してみるのも良いですね。
病院でも必ず睡眠薬を出してもらえるわけではない
病院に行けば確実に睡眠薬が手に入るとは限りません。
お医者さんの判断で、睡眠薬の処方が必要と判断された時にのみ、睡眠薬を処方してもらうことになります。
睡眠薬には少なからず副作用があるので、お医者さんも簡単に処方するわけではありません。
例えば生活習慣の指導によって不眠症が改善しそうな場合は、睡眠薬を服用いないというケースもありますし、認知行動療法といった睡眠薬を使わない方法で不眠症を改善していくところもあるようです。
ここでは睡眠薬の入手方法について説明しました。
『睡眠薬が欲しいから病院に行く!』というスタンスではなくて、『病院にいって不眠症を診察してもらう、必要であれば睡眠薬を出してもらう』というスタンスでいるほうが良いと思います。