『もっと睡眠時間が欲しい・・・』
非常に多くのビジネスマンが、このような寝不足に悩まされています。寝不足を解消するには、仕事を早く切り上げるなどして、早くベッドに入らなければいけません。・・・ですが、そう簡単にいかない方も多いですよね。
そこでここでは、睡眠時間はそのままで、睡眠の質を高める方法を紹介します。
睡眠の質が高まり、眠りが深くなれば、同じ睡眠時間でもより熟睡感を感じられるはずです。毎日寝不足気味で疲れがとれない、そんなビジネスマンの方はぜひ実践して下さい。
1.就寝前に体温を下げよう
眠りの深さと体温には関係があり、就寝中に体温が下がるほど、眠りが深くなります。
そして、睡眠中の体温を下げるには、就寝前に体温を上げておくことがポイントです。就寝前に体温を上げておけば、その反動で、就寝中には普段よりも低い温度まで体温が下がります。そうすると、より深い眠りにつけますよ。
それでは、就寝前に体温を上げる方法を紹介します。
就寝1時間前にお風呂に入る
めんどうでも、シャワーで済ますのではなく、湯船につかることが大切です。
理想を言えば、熱すぎない温度のお湯に20分くらいじっくり浸かりたいところです。そんなに時間が取れない場合は、炭酸ガス入りの入浴剤など体が温まりやすい入浴剤を使うこともおすすめです。
ストレッチをする
お風呂に入る前や、風呂あがりに軽くストレッチをするとさらに効果的です。筋トレなどの息が切れるような運動をすると、就寝時にリラックスするのが難しくなるので、軽いストレッチに留めておくことがポイントです。
ストレッチに時間なんてとれない、という場合でも、ベッドに入ってから手をグーパーするしたり、足首をぐるぐる回したりするだけでも、体は温まります。
生姜湯を飲む
飲み物で体温を上げるのは、簡単な方法なのでおすすめです。ただし、カフェインを含むものは控えたほうが良いですし、温かい飲み物でも体を冷やしてしまう場合もあります。
私の一番おすすめの飲み物は生姜湯です。生姜は体を温める作用が強く、ノンカフェインなのでぜひ試してみて下さい。
2.ビールをやめて、ノンアルコールビールにしよう
少量のアルコールは寝付きをよくしますが、睡眠中にアルコールが分解されると、交感神経を刺激して、脈拍や血圧を高める働きがあります。
つまり、アルコールは寝付きこそよくしますが、眠りは浅くなってしまうのです。
睡眠の質を高めたいのであれば、ビールは缶1本程度まで、就寝前の3時間前は飲まないようにしたほうが良いですね。
もちろん、寝酒はもっての外です。
ノンアルコール・ビールという手も
ビールの代わりにノンアルコール・ビールを飲むようにすると、実はよく眠れるようになります。
海外で行われた実験では、2週間、夜にノンアルコール・ビールを飲んだ人は、よく眠れるようになったという結果が出ています。
これは、ビールに含まれているGABAが、睡眠の質を高めたのだと考えられています。
3.グリシンを摂取しよう
グリシンというアミノ酸があるのですが、就寝前にグリシンを摂取した人は、眠りが深くなったという実験結果があります。
グリシンには体温を下げる作用があるので、グリシンの摂取により就寝中の体温が下がり、より深い眠りにつけたのだと考えられます。
グリシンは魚介類に豊富に含まれています
グリシンはイカ、タコ、カニなどの魚介類に多く含まれていますので、これらを多目に食べるといいですね。
グリシンはサプリでも摂取できます
毎日イカやタコを食べるわけにもいかないので、グリシンをサプリで摂取するのもいいと思います。