なんだか朝起きるのが辛くて、二度寝、三度寝と繰り返して、寝過ぎてしまう・・・
このようなことは誰にでも経験があることだと思います。
でも、「疲れているときにたくさん寝るのは、いいことじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は必要以上の睡眠は、体にも睡眠にも悪影響なのです。
ここでは、寝過ぎることの問題点や、どうすれば寝過ぎを防げるのかを紹介します。
寝過ぎると死亡率や痴呆症のリスクが高まる!?
寝過ぎと死亡率の関係
睡眠時間と死亡率の関係を調べたアメリカの研究では、最も死亡率の低い睡眠時間は6時間半~7時間半としています。
そして、それよりも睡眠時間が短くても、死亡率が高くなります。
ここまでは予想できることだと思いますが、実は、睡眠時間が6時間半~7時間半よりも長い場合でも、死亡率が高くなっているのです。
具体的には、睡眠時間が9時間より長い人は、急激に死亡率が増加しています。
年を取るほど、睡眠時間が長いのは危険になります
睡眠時間を長くとると死亡率が増加するという傾向は、特に高齢になればなるほど顕著になります。
特に60歳以上の高齢者は、睡眠時間が9時間以上の場合、死亡率が跳ね上がっています。
このことから、若いうちから睡眠時間を長くとっていると、その分健康に悪い影響が蓄積していて、それが高齢になると病気などの形で現れやすいのかもしれません。
未だになぜ寝過ぎると死亡率が悪くなるのかはわかっていないのでなんとも言えませんが、寝過ぎが健康に悪影響を与えていることがおそらく間違いがないので、注意が必要です。
寝過ぎとアルツハイマーの関係
また、睡眠時間が長い人は、アルツハイマーになるリスクが高まるという研究結果もあります。
ある研究では、1日に8時間以上寝ている人は、7時間程度の人と比較して、アルツハイマーのリスクが2倍になるという報告があります。
本当に寝過ぎでアルツハイマーになりやすいのかはわかりませんが、脳に良い影響を与えないのは確かなのかもしれませんね。
寝過ぎで頭痛や吐き気がするのはなぜ?
また、寝過ぎると頭痛がしたり、気持ち悪くなることもありますよね。これは、脱水症状が原因の1つであると思われます。
実は、睡眠中はかなりの量の汗をかきます。夏はもちろんですが、冬の寒い夜だとしても、一晩のうちにかなりの量の汗をかいているはずです。ですので、長い時間寝ていると、体の水分が足りなくて、軽い脱水症状を起こしてしまいます。
これは、2日酔いのときにも同じことが言えます。お酒は利尿作用があり、お酒を飲むと摂取した水分よりも多くの量の水分を排出してしまします。それにより、朝起きると軽い脱水症状が起こり、頭痛が吐き気が起こるわけです。
もし寝過ぎてしまった場合には・・・
そこで、もし寝過ぎてしまった場合は、大量の水分を摂るという方法が効果的です。私も寝過ぎてしまった場合は、多少無理をしてでもたくさんの水分をとっています。
そうすると、少しは寝過ぎのだるさや頭痛、吐き気が緩和されますよ。
続きます↓↓
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