『平日はあまり睡眠時間が取れないから、休日に寝溜めをしておこう』
『明日から徹夜だから、今日のうちに寝溜めしておいたほうがいいな・・・』
こんなことを考えたことがある人は多いと思いますが、果たして寝溜めは可能なのでしょうか。答えは、『人は寝溜めはできない』、となります。
それどころか、無理に寝溜めをしようとすると、睡眠にトラブルが生じたり、体調を崩す原因にもなります。ここでは寝溜めをすると睡眠にどのような問題が生じるのかということや、寝溜めをせずに寝不足の日々を乗り切る方法を紹介します。
寝溜めは睡眠リズムを崩すので、睡眠に悪影響が!
寝溜めとは、今後睡眠が不足することが予想されるときに、予めたくさん寝ておくことですね。しかし、睡眠を予めたくさんとっておいたからといって、貯金のように睡眠を溜めておくことはできません。
それどころか、無理やり長く寝ることで、様々な問題が生じてしまいます。
寝過ぎることは体に負担になる
寝溜めをすると、自分が必要とする睡眠時間よりも長い時間を、無理やり寝ることになります。しかし、睡眠は長く取ればいいというものではありません。
深い睡眠というのは、眠り始めてから3,4時間に集中しており、そこで体や脳の疲れが大きく回復します。そして、朝型には浅い睡眠が続きます。つまり、必要以上に長く眠っていても、浅い眠りがだらだらと続くだけで、その分脳や体が回復するわけではないのです。
それどころか、浅い眠りが続くと頭がぼーっとしたり、寝過ぎることで脱水症状に似た症状が起こり、体調を崩す原因にもなります。睡眠時間は、あくまでも自分が眠気を感じないくらいの時間にしておきましょう。
寝溜めによって体内リズムが乱れてしまう
また、寝溜めをして突然長い時間睡眠をとると、体内時計が乱れてしまいます。
基本的に睡眠時間や起床時間やある程度同じくらいに保っておいたほうが、体内時計が正常に動いているので、熟睡できますし体調も優れます。
しかし、休日に平日よりも3時間、4時間と睡眠時間を増やすと、体内時計が乱れて、不眠になったり、体調を崩す一因になります。人は寝溜めはできないので、普段から同じ起床-就寝リズムを保つようにしておいたほうがいいですね。
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