中高年になると、眠れないなどの不眠の悩みを持つ人が増えるものです。若いうちは多少無理をしても大丈夫ですが、30代くらいからは段々と無理が効かなくなるのですね。
特に、30代~60代の方は、睡眠不足や熟睡感が少ないことに悩む人が多いのですが、仕事をしていると昼寝ができないんですよね。
これが退職している方であれば、昼寝で睡眠不足を補うことが可能なのですが、中高年の方はそうはいかないので、睡眠不足を感じやすくなります。
ここでは、中高年の方の睡眠の特徴や、不眠対策として重要な寝具選びのコツを紹介しています。
中高年の方の睡眠の悩みはどんなものがあるの?
寝付きが悪い
寝付くまでの時間というのは、年齢とともに長くなっていくことが一般的です。若い時よりも多少眠れるまでの時間が長くなっていても、それほど気にしないようにしましょう。
夜中に目を覚ます回数が増える
30代くらいではまだそれほど中途覚醒の回数は多くないのですが、50代あたりから夜中に目を覚ます割合がかなり多くなります。これは加齢によるものなので、ある程度は受け入れるしかありません。
その他、頻尿や更年期障害など、他の病気により夜中に目を醒ますこともあります。
眠りが浅い
年齢とともに、浅い眠りが長くなり、深い眠りが短くなるようになります。そのため、若いころと比較して熟睡感を感じにくくなるものです。
睡眠効率が悪い
中高年になると、寝付きが悪かったり、夜中に目を覚ましやすくなったりすることで、睡眠効率が悪くなります。睡眠効率とは、布団に入っている時間に対する、実際に眠っていた時間の割合です。
例えば、布団には8時間入っているのに、実際に眠っていた時間の合計は7時間だと、睡眠効率は87.5%になります。この睡眠効率が中高年になると悪くなるので、きちんと睡眠時間を確保しているつもりでも、寝不足感を感じやすくなります。
病気などが睡眠に影響を与えることも・・・
40代、50代くらいになると、生活習慣病やその他の病気によって、睡眠に問題が生じやすくなります。
例えば、糖尿病やその予備軍の方は注意が必要です。糖尿病の方は睡眠時無呼吸症候群を併発している方が多いです。睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が止まってしまう病気ですが、これは著しく熟睡を妨げるものなので、注意が必要です。
また、むずむず脚症候群という脚がむずむずする病気も、中高年になると増えてくる病気です。
その他、高血圧、逆流性食道炎、腎臓の病気など、中高年になると不眠の原因となる病気にかかりやすくなるものです。
心当たりがないか、意識してみて下さい。
それでは次に、中高年の方が熟睡するために大切な、寝具選びのコツを紹介します。
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