睡眠障害には様々なものがありますが、ここでは女性に見られることが多いものをまとめました。自分に当てはまる症状があれば、詳細を解説しているページを読んでみて下さい。
①むずむず脚症候群
こんな症状があったら要注意!
- 夜寝ようとすると、脚がむずむずしたり、チクチクと痛んだり、違和感を感じる
- 睡眠中に、脚も違和感が気になって目が醒めてしまう
- 脚を動かすと多少症状が和らぐ
- 夕方から夜にかけて、脚の違和感が強くなる
これらの症状が当てはまる女性は、むずむず脚症候群の可能性があります。
むずむず脚症候群になりやすいのはこんな人
むずむず脚症候群は男性よりも女性の方が発症しやすい病気として知られています。
特に妊娠中は発症しやすく、妊娠中の女性の4~5人に1人はむずむず脚症候群を発症すると言われているので、気をつけましょう。
また、生理のときや、更年期以降に発症しやすくなると知られています。
②周期性四肢運動障害
こんな症状があったら要注意!
- 熟睡中に、激しく足首を動かしたり、脚で蹴るような動きをする
- 脚を動かす動きが、数十回、数百回と続くことがある
- <目が覚めている時にはこの症状は見られない
- 夕方から夜にかけて、脚の違和感が強くなる
これらの症状に当てはまる女性は、周期性四肢運動障害の可能性があります。
周期性四肢運動障害になりやすいのはこんな人
周期性四肢運動障害は高齢者に多く見られる睡眠障害ですが、若い人でも妊娠中にはよく見られる睡眠障害なので注意が必要です。
また、むずむず脚症候群と周期性四肢運動障害が同時に起こることも多くあります。
③睡眠時無呼吸症候群
こんな症状があったら要注意!
- 睡眠中に大きないびきをかいていると指摘される
- 睡眠中に、呼吸が止まる瞬間があると指摘される
- 寝起きに頭痛がして、日中に強い眠気を感じる
これらの症状に当てはまる女性は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群になりやすいのはこんな人
睡眠時無呼吸症候群は、女性よりも男性に多く見られる睡眠障害です。
ですが、閉経後の女性の睡眠時無呼吸症候群の発症率は、男性と変わらないので、更年期以降の女性は注意が必要です。
④夜間摂食障害
こんな症状があったら要注意!
- 夜中に目が覚めると、何か食べないと再び眠ることができない
夜間摂食障害になりやすいのはこんな人
夜間摂食障害は睡眠障害と言うよりも、過食症のような摂食障害の一種で、男性よりも女性に多く見られる病気です。また、夜間摂食障害とは別の病気ですが、眠っている間に食事をしてしまっているという変わった病気もあります。
ここでは女性に多く見られる睡眠障害を4つ紹介しました。もし気になる症状があれば、きちんと治療するようにしましょう。