睡眠に関する悩みがあっても、『病院に行くほどのことじゃないよなあ・・・』、と思ってしまいませんか?
不眠症に悩む人は年々増えていますが、それでも『不眠症』という病気はまだまだ軽く考えられているようで、病院を受診する人は多くありません。
不眠症の人が病院に行かないのはなぜ?
ある病院で行われた大規模なアンケート調査によれば、不眠症の症状が見られても、実際に病院を受診した人は半分以下でした。
(http://www.qlife.jp/square/feature/q_research/story27204.html)
その理由として、
『不眠症であることを周囲に知られたくない』
『わざわざ不眠外来に行くのは大げさだ』
と答えた人が、いずれも30%を超えています。
確かに、不眠症という病気はまだまだ周囲に理解されにくいものですし、睡眠外来という専門病院自体も馴染みの少ないものなので、このように感じる人が多いのも無理はありませんね。
ですが、不眠症のリスクは知っておいて欲しい・・・
ですが、不眠が長く続くと、健康面で様々なリスクが高まります。
眠れない状態を放置していることでうつ病になってしまい、仕事を続けられなくなってしまった人もいますし、生活習慣病を患ってしまった人もいます。
眠れないことは体が発する何らかのSOSなので、きちんと向き合ってもらえたらと思います。
不眠外来を受診するメリット
7割以上の人が、不眠を改善している
さて、同じアンケート調査では、不眠外来を受診することで、不眠症が改善した方が74.2%という結果が出ています。
私の感覚としては、けっこう多いなあと思うのですが、どうでしょうか。
早めの治療が、他の病気を防ぐ
不眠の原因が、他の病気によるものである場合もあります。うつ病と不眠には深い関係がありますし、睡眠時無呼吸症候群も放っておくと危険が大きな病気です。
きちんと病院で診てもらうことで、こうした病気が悪化することを防ぐことができます。
迷っている方は、睡眠外来を受診してみましょう
ということで、病院に行こうか迷っているのであれば、一度行ってみたらいいと思います。
睡眠薬を飲みたくないのであれば、その旨を伝えれば良いですし、お医者さんに診てもらえればやっぱり安心するはずです。