不眠症の4つの症状、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟睡障害のうち、ここでは早朝覚醒の原因や対策について説明します。
早朝覚醒とは、起きたい時間よりも早い時間に目が覚めてしまい、もう一度寝ようと思ってもなかなか寝付けない症状です。
目覚ましは7時にセットしてあるのに、4時に目が覚めてしまい、なかなか寝付けないようなケースですね。
早朝覚醒はストレスが溜まりやすいので要注意!
中途覚醒の場合は、夜中に目が醒めはしますが、またすぐに眠れることもあります。
ですが、早朝覚醒の場合は、一度目が覚めると簡単に寝付けない場合が多く、非常にストレスが溜まる不眠症の症状になります。
早朝覚醒の定義が厳密にあるわけではありませんが、一般的には、起きたい時間よりも早く起きてしまうことが、週に3日以上、それが1ヶ月以上続く場合は、早朝覚醒という不眠症にかかっている可能性が高いと言えます。
早朝覚醒の原因は精神的な不安、ストレス、うつ病
早朝覚醒が続く場合、もっとも考えられる理由としては、不安やイライラなどの精神的なストレスが許容量を超えていることが考えられます。もしかしたら、うつ病あるいはうつ傾向にある可能性もあります。
実はうつ病の不眠症の関係は深く、うつ病の人の殆どは不眠を訴えます。特に、うつ病の人が悩まされる症状が、早朝覚醒になります。
早朝覚醒の原因のほとんどは精神的なもの
うつ病の人に、早朝覚醒が見られる場合が多いことからわかるように、早朝覚醒の原因は精神的なものであることが多いです。
一時的に仕事や人間関係などで非常に不安になることがあると、朝早く目が覚めてしまうという経験はほとんどの人があると思います。
このように、意識している、していないにかかわらず、何らかのストレスや不安を抱え込んでいる場合、眠りが浅くなり、朝型目が覚めてしまいます。そして、ストレスや不安から体がリラックス出来ないので、再び眠ることが難しくなってしまいます。
精神的な不安、ストレス、うつが原因の早朝覚醒の対策は?
早朝覚醒に悩んでいる場合、どのような対策をとればいいのでしょうか。
就寝時にリラックスできる環境を作ることが大切
不安を抱えていたり、精神的な原因で早朝覚醒してしまう場合は、いかにリラックスした状態を作り出せるかということが大切になります。
例えば、抱き枕を抱いて寝るとか、睡眠中にアロマを焚いておくとか、自分なりにリラックスできるような睡眠環境を作り出すことが、早朝覚醒には効果的です。
また、ちょっとしたトレーニングや考え方で、不安を和らげることも可能です。
セロトニンを増やして、リラックス効果を高める
不安な気持ちが強かったり、落ち込み易い場合は、脳内にセロトニンという物質が不足している可能性があります。実際に、うつ病の人の治療薬には、セロトニンの濃度を高める薬が使われています。
ですので、気持ちを前向きにして、リラックス効果を高めるには、セロトニンを増やすことが効果的です。
セロトニンを増やす簡単な3つの方法
セロトニンを増やす方法としては、1つは運動があります。
特に規則正しい、リズムカルな運動は、セロトニンを増やしやすいと言われています。ウォーキングなどがオススメです。
セロトニンを増やす方法の2つ目として、朝日を浴びることが必要です。
朝日を浴びることで、日中にセロトニンが分泌しやすくなります。
セロトニンを増やす方法の3つ目として、セロトニンの元となるアミノ酸を摂取する必要があります。
セロトニンの元となるアミノ酸はサプリからも摂取できます。
以上、早朝覚醒の原因と対策を紹介しました。
毎朝早い時間に目が覚めてしまうのは非常にストレスですから、ぜひここで紹介した方法で、朝までぐっすり熟睡してください。
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