平日は毎朝早く起きていると、せめて土日くらいはゆっくりと眠っていたいですよね。実際に、平日は6時くらいに起きていても、休日になると11時くらいまで寝ているなんていう人も多いと思います。
ですが、休日に遅くまで寝ていることが、不眠症の原因の1つとなることもあるのです。ここでは、休日に寝過ぎることの危険性について説明します。
休日に寝過ぎると、体内時計のリズムがおかしくなる!?
休日に寝過ぎている人は、体内時計のリズムがおかしくなり、それが睡眠に悪影響を及ぼしています。
体内時計って一体何??
体内時計は脳や体中の細胞に組み込まれているものですが、この体内時計が1日の生活リズムを作り出しています。
例えば、朝になれば体温や血圧を上昇させて活動できる体を準備します。そして、夜になれば睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を促したり、体温や血圧を下げて眠りやすい状態を作り出しています。
起床時間がずれると、体内時計もずれてしまいます
体内時計というのは、規則正しい生活をしているほど整いやすくなります。逆に言うと、毎朝起きる時間が違うような不規則な生活を続けていると、どんどんずれていってしまい、不眠になってしまうこともあるのです。
つまり、平日と休日で起床時刻が大きく異なると、体内時計が整いづらくなるのです。その結果、夜になっても眠くならなかったり、朝もスッキリと起きられなくなることがあるのですね。
休日の寝坊はどのくらいなら許されるの?
休日の寝坊はできれば2時間以内に押さえておこう!
体内時計のリズムを考えると、毎朝同じ時間に起床することが最も理想的です。とは言え、それは現実的ではないので、せめて休日の寝坊は2時間までというルールを作ると良いと思います。
体内時計は少し起床時刻がずれたくらいでは、そんなに狂うこともありません。ですので、休日に1~2時間くらいの寝坊は大丈夫ですが、それ以上寝坊をするのはやめたほうが良いですね。
もし毎朝同じ時刻に起きるようになると・・・
ちなみに、最近私は、平日も休日も同じ時間に起きるようにしています。初めは眠くてつらかったのですが、2週間もすると毎朝スッキリと起きられるようになりました。しかも、目覚ましを使わずに起きるようになってしまいました。
朝の目覚めがよくなるだけではなく、夜もだいたい同じくらいの時間になると自然と眠くなり、ベッドに入ってから寝付くまでの時間も、5分もかからなくなっています。
不眠症に悩んでいる方は、がんばって休日も同じ時刻に起きることをおすすめします。
ここでは不眠症の原因の1つとして、休日に寝坊しすぎていることを紹介しました。これは多くの方に当てはまることだと思うので、ぜひ休日に起きる時刻を普段よりも早める努力をしてみてください。