毎日仕事で忙しくて、睡眠不足になりがちな人は多いと思います。
睡眠不足が続くと、単に毎日眠くて辛い、ということもありますが、心身にも悪影響がでてしまいます。
ですので、睡眠不足の自覚がある場合は、きっちりと睡眠不足を解消する努力をしましょう。
睡眠不足による心身への影響
睡眠不足による精神への影響
睡眠不足が続くと、自分に自信がなくなったり、不安が強くなったりイライラしがちだということが、研究から明らかになっています。
実は睡眠不足だと暴力的になるという研究もあり、睡眠をとれないと自分の感情を制御しにくくなるわけですね。
また、睡眠不足によりうつになりやすいということもわかっています。
睡眠とうつ病には深い関係があり、うつ病の人のほとんどは不眠症など睡眠に問題を抱えており、逆に睡眠不足などで十分な睡眠時間を確保できないと、うつ病になりやすくなります。
このように、睡眠時間をきちんと確保できないと、精神的に悪い影響が出てしまいます。
毎日充実した気持ちで生活することが難しくなってしまう場合もありますね。
睡眠不足による健康への影響
また、睡眠不足が続くと健康にも影響が現れます。
適正な睡眠時間には個人差がありますが、極端に睡眠時間が少ないと、死亡率が高くなることがわかっています。
アメリカの研究では、7,8時間の睡眠時間の人は最も死亡率が低いのですが、4時間以下になると急激に死亡率が跳ね上がります。
睡眠時間が4時間以下の人は、特に睡眠不足を解消することを意識しましょう。
睡眠不足を解消するテクニック
睡眠不足を解消する方法として、睡眠時間をそのままで睡眠の質を高めたいと考えるかもしれません。
当サイトで紹介している様々な方法で睡眠の質を高めることは十分可能だと思いますが、そもそもの絶対的な睡眠時間が足りていないのであれば、いくら眠りの質を高めても睡眠不足は解消できません。
ですので、余暇の時間を削ってでも、睡眠時間を増やすことが大切です。
家に帰ってからの行動を記録しよう
睡眠時間を増やす方法としてオススメなのが、家に帰ってからの行動を記録することです。
テレビを見ている時間、食事の時間、勉強をする時間・・・、これらの時間をメモしてみます。
メモしてみるとよくわかりますが、案外削れる時間は多いものです。
これらの行動を、費やす時間が多い順に上から並べてみます。
家に帰ってからやりたことを書きだそう
次に、家に帰ってから行いたいことを、重要度が高いものから順に書きだしてみます。
人によっては、子どもと遊ぶ時間であったり、資格の勉強をする時間の重要度が高いかもしれません。
そして、これら2つのメモを見比べて、何にどのくらい時間をかけるべきか、考えてみます。
重要度が低いものに長く時間をかけているのであれば、それは思い切って削ります。
こうして、睡眠時間を確保して、睡眠不足を解消しましょう。
昼寝をうまく活用して、睡眠不足を解消する
睡眠不足の時には、少しの時間でも昼寝をすることが効果的です。
10分~20分程度の睡眠時間でも、眠気や疲労が和らぎ、集中力が高まることがわかっています。
可能であれば会社の昼休みの時間などに、椅子に座ったまま仮眠をとるようにすると、睡眠不足の解消には効果があります。
とはいえ、やっぱり一番大事なのは夜の睡眠時間を確保することです。
そのために、余暇の時間をどれだけ削れるか、仕事を早く切り上げるにはどうしたらよいか、こういうことを考えることが大切です。
睡眠不足を解消できれば、驚くほど気持ちが前向きにものですので、ぜひここで紹介した解消方法を実践してもらえたらと思います。