不眠症の方にぜひ習慣にしてほしいことは、『就寝時刻を決めない』ことです。
毎日同じ時間にベッドに入っているけれど、寝付けないことが多い・・・
そのような方は、就寝時刻を決めないようにするだけで、不眠症が改善される可能性がありますよ。
決まった時刻にベッドに入ることの落とし穴
毎日同じ時刻にベッドに入るということは、眠くない時でも無理やり寝ようとするということです。ですが、眠くないのにベッドに入っても、寝付きが悪くなることは当たり前ですよね。
そして、ベッドの中で眠れない時間を過ごすというのは、さらに不眠を悪化させる要因になるのです。
眠れない時間は、ストレスを感じる時間です
ベッドに入ってもなかなか眠れないと、
『なんで眠れないんだろう・・・』
『今日も眠れないのか・・・』
『早く眠らないと、仕事に支障が出る・・・』
などと、いらだちや不安を感じて、ストレスが溜まりやすくなります。
このようにストレスを感じると、体がリラックス出来ないので、余計に眠れなくなるのです。
不眠の方はただでさえストレスを感じやすいのに、眠くないのに寝ようとすることで、一層ストレスが溜まってしまうのですね。それが不眠症を悪化させるという悪循環にはまってしまいます。
眠くなってからベッドに入る、ただそれだけ
眠くない時に寝ようとしても、ストレスを感じて不眠症を悪化させるだけです。
ではどうすれば良いのかというと、『眠くなってからベッドに入る』、ただそれだけでいいんです。
就寝時刻を決めずに、眠くなったら寝るようにしましょう
そのために、就寝時刻を決めないようにしましょう。眠くなるまではリビングでテレビを見たり、本を読んだりと好きな事をして、眠くなってから初めて寝室に向かいましょう。
その時に、
『◯時までに寝ないと、明日は寝不足になって大変だな・・』
なんていうことは考えないことが大切です。
どうせ眠くないのにベッドに入っても眠れないのなら、眠くなるまではリラックスできることをして過ごすのが一番です。
そのほうが、結果的には睡眠時間が長くなると思いますよ。
ポイントは、睡眠不足になることをおそれないことです。
ただし、起床時刻は守ること!
ここまで、就寝時刻を決めないほうが良いということを説明してきましたが、一方で起床時刻はきちんと守ったほうが、不眠が改善されやすくなります。
起床時刻を一定にすることで、体内時計が狂わずに、いつも正確な時刻を刻むようになります。そうすると、だいたい夜も同じくらいの時間に眠気が訪れるようになるので、不眠症が解消されやすくなりますよ。
以上、不眠症の人に取り入れて欲しい生活習慣として、『就寝時刻を決めない』ことを紹介しました。就寝時刻を決めない、睡眠不足を恐れない、起床時刻は守る、この3つをぜひ覚えておいて下さい。
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