ちゃんと寝ているはずなのに、朝起きた時に疲れがとれていない・・・
このように、6~8時間くらいきちんと睡眠時間を確保していても、疲れが取れないというのはとても辛いですよね。
以前、睡眠に関する悩みに関するアンケート調査があったのですが、寝付きが悪いというような不眠の悩みも多かったのですが、『疲れがとれない』という悩みを持つ人もとても多かったです。
そこでここでは、睡眠でしっかりと疲労を回復するためのコツを紹介します。熟睡してしっかりと疲労を回復すれば、活き活きと毎日を過ごせるようになりますね。
疲れをとるためには、睡眠の前半が勝負!
睡眠中に疲労を回復するためには、睡眠の前半が大切です。
睡眠中に訪れる最も深い睡眠は、睡眠の最初の3時間くらいに集中しています。この就寝後の3時間に、疲労を回復するホルモンが大量に分泌されるので、体の疲れがとれやすくなるわけです。
ですので、就寝後の3時間で、しっかりと深い睡眠をとることが、疲労回復のポイントです。
では、どうすればしっかりと深い睡眠を確保できるのでしょうか。
疲労回復のポイント① 寝酒、夜のコーヒーを嗜んでいたら眠りが浅くなる・・・
寝酒をすると深い睡眠をとるのは難しい
就寝後の3時間に深い睡眠を取れない大きな原因としては、寝酒があります。
実に日本人の4割弱が寝酒の習慣があるというデータがあるくらい、寝酒を嗜む人は多いようです。
ですが、実験から寝酒をしている人は睡眠が浅くなる傾向があるとわかっています。
飲酒量が多いと、睡眠中に最も深い睡眠が全く訪れないこともあるくらいです。
ですので、寝酒の習慣がある方は、せめて夕食時にお酒を飲むようにしましょう。
カフェインの作用も馬鹿に出来ません
また、カフェインの睡眠を邪魔する効果もなかなか侮れません。
カフェインの持続時間は、若い人で3,4時間くらい続く場合もあり、高齢になると6時間くらい持続することもあります。
そして、カフェインも実験的に、睡眠の質を低下させることがわかっています。
特に、夜にコーヒーや紅茶を3杯以上飲んでいる人は要注意です。
コーヒーや紅茶は夕方くらいまでにしておきましょう。
疲労回復のポイント② 軽い運動は眠りを深くすることがわかっています
運動をすると夜熟睡できるなんていわれますが、実際に研究でも、運動をしている人の方がより深い睡眠をとれていることがわかっています。
運動といってもジムでトレーニングをしたり、スポーツをするくらいハードなものである必要はありません。
毎朝ウォーキングをしたり、駅まであるいたり自転車にしてみたり、軽い運動でも十分深い睡眠をとるには効果的です。
運動をして体が疲労すると、疲労を回復するために睡眠中により多くの成長ホルモンが分泌されます。
この成長ホルモンこそが、睡眠中に体力を回復させる鍵です。
ぜひ軽い運動をする習慣を見つけましょう。
疲労回復のポイント③ 熟睡には食事も馬鹿にできない!
深い眠りを確保して体の疲れをとるためには、食事を工夫することも大切です。
ここでは、熟睡に効果的な食事をいくつか紹介します。
発芽玄米
発芽玄米にはギャバが豊富に含まれています。
ギャバは体をリラックスさせる効果があり、睡眠により影響を与えるとの報告があります。
エビ、うに、ホタテ
エビやうに、ホタテなどにはグリシンが豊富に含まれています。
グリシンも睡眠の質を高めるという報告があります。
ヨーグルト、チーズなどの発酵食品
発酵食品や乳製品には、ギャバやビタミンB12が多く含まれています。
ビタミンB12は睡眠のリズムを正常にして、眠りを改善する効果が認められています。
また、近年は乳酸菌に睡眠を改善する効果があるのではないかと言われています。
ここでは、睡眠でしっかりと疲労を回復するためのコツを紹介しました。
ちょっとした工夫で体の疲れをとることは可能ですので、ぜひ実践してみて下さい。