不眠症に悩まされている方の中には、夜中に何度か目を醒ましてしまうという方がいます。夜中に目を覚ますことは決して異常なことではありませんが、目を覚ます回数が多いと、熟睡した気がせずに辛いですよね。
ここでは、夜中に目を覚ましてしまう主な原因を紹介しています。この記事を読んでもらい、夜中に目を覚ます原因を特定することが、朝まで熟睡するための第一歩です。
夜中に目を覚ます原因① 寝酒をしていませんか?
寝酒をすると寝付きは良くなりますが、高い確率で夜中に目を覚ますようになります。
アルコールによる睡眠作用は、脳の睡眠中枢を一時的に麻痺させているだけなので、夜中に麻痺が治ると目が醒めてしまうのです。麻酔をしているのと同じようなものですね。
ですので、寝酒が習慣になっている方は、まずはお酒を飲む時間を夕食時だけにするなどして、少しずつ飲酒の習慣を変えていくことが大切です。
夜中に目を覚ます原因② ご飯を食べ過ぎていませんか?
夕食を食べ過ぎたり、遅い時間に夕食をとると、寝るときになっても食べ物の消化が終わっていません。実は消化が終わっていないと眠りが浅くなることがわかっているので、深夜に目をさましてしまうことがあります。
食事の時間が遅くなってしまう方は、なるべく量を控えめにしたり、消化の悪いものは避けるように気をつけましょう。眠りを妨げる食べ物に関してはこちらを参考にして下さい。
夜中に目を覚ます原因③ コーヒー、紅茶を飲み過ぎていませんか?
コーヒーや紅茶にはカフェインが含まれているので、夜にそれらを飲み過ぎると眠りが浅くなり、深夜に目を覚ます原因となります。また、コーヒーや紅茶以外にも、カフェインは玉露、栄養ドリンクなどにも含まれるので注意しましょう。
他に、ココアにはテオブロミンという成分が含まれていますが、これも脳を覚醒する作用があるので注意が必要です。
これらの飲み物を就寝前に飲んでいたり、夜に2杯、3杯と飲んでいる方は、飲む時間帯や量を変えてみましょう。
夜中に目を覚ます原因④ 睡眠時無呼吸症候群ではありませんか?
睡眠時無呼吸症候群の人は、睡眠中に酸素を十分に取り入れることができずに、眠りが極端に浅くなります。その結果、夜中に何度か目を覚ますことになります。
次の項目に当てはまるものがないかチェックしてみて下さい。
- 睡眠中に呼吸をしていない時があると指摘されたことがある
- 睡眠中のいびきがひどいと指摘されたことがある
- 朝起きた時の頭痛、寝不足感、喉の渇きがひどい
- 睡眠不足ではないのに、日中に眠気に耐えられなくなることがある
いずれかに当てはまる方は、睡眠時無呼吸症候群が原因で深夜に目を覚ましているかもしれません。睡眠時無呼吸症候群に関しては、詳しくは以下の記事を参考にして下さい。
夜中に目を覚ます原因⑤ 寝具は合っていますか?
寝具が原因で夜中に目を覚ますというケースはとても多いものです。次の項目に当てはまるものがないか、確認してみて下さい。
枕が合っているか?
- 夜中に目が覚めた時に、枕を使っていない
- 朝起きた時に、枕を使っていなかったり、枕が遠くにある
- 羽毛や綿など、柔らかすぎる枕を使っている
- 枕の高さは特に気にしていない
- 寝返りがスムーズに打てない
いずれか当てはまる項目がある方は、枕が合っていないことが原因で、夜中に目を覚ましている可能性があります。枕を見直してみましょう。
敷き布団・マットレスが合っているか?
- 敷き布団が硬くて、体が全く沈み込まなかったり、体が痛くなる
- 敷き布団が柔らかくて、背中やお尻まで沈み込んでしまう
- 寝返りがスムーズに打てない
いずれか当てはまる項目がある方は、敷き布団・マットレスが合っていないことが原因で、夜中に目を覚ましている可能性があります。敷き布団を見直してみましょう。
ここでは、夜中に目を覚ましてしまう主な原因を5つ挙げました。深夜に目覚めてしまう方は、このいずれかに当てはまっていることが多くあります。ぜひ原因を取り除いて、朝まで熟睡できるようになって下さい。