病気の治療として服用している薬が原因で、不眠症になることがあります。
特に新しい薬を服用したり、薬の服用量を増やしたら眠れなくなったという場合には、薬が原因で不眠になっているかもしれません。
ここでは、不眠をもたらす可能性がある薬について、説明します。
もしかして、薬が原因で不眠になっているかも、と思い当たる場合には、病院の先生に相談してみましょう。
ステロイドは不眠を招く可能性が比較的高めです
ストロイドには様々な副作用が起こる可能性があるので、医師の処方にしたがって服用することが大切ですが、その副作用の1つに不眠もあります。
副作用として不眠を招く薬はいくつかありますが、ストロイドは比較的副作用が起こる可能性が高めなので、注意しましょう。
ステロイドが使われている薬に注意しよう
ステロイドは様々な病気の治療に使われています。
例えば、アトピーや喘息、アレルギー性の皮膚炎や鼻炎、関節性リウマチ、喘息、めまいなどの治療薬として使用されます。
病院で処方される薬としては、 プレドニンやプレドニゾロン、 デガドロン、レナデックスという名前がついているものがあります。これらの薬を服用していて、不眠が起こる場合には、お医者さんに相談してみましょう。
うつ病の治療薬の副作用で、不眠になる場合がある
うつ病は高い確率で不眠症を伴う病気ではありますが、場合によってはうつ病の治療薬が不眠の原因となっている可能性もあります。
うつ病の治療薬としてよく用いられるものには、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)というものがあります。うつ病の人は脳内のセロトニンの量が少ないということがわかっていますが、このSSRIは脳内のセロトニンの量を増やす働きがあります。
うつの治療薬が不眠を招く!
しかし、SSRIなどのうつ病治療薬が、睡眠を妨げる場合もあります。
SSRIなどの薬は、これまでに使われていたうつ病治療薬よりは副作用が少ないと言われていますが、それでも不眠を招く可能性がありますので、注意が必要です。
ただし、不眠症の原因がうつ病によるものなのか、うつ病の治療薬によるものなのかという判断は簡単ではありません。もしかして薬が原因かもと不安な場合は、お医者さんに相談しましょう。
その他にも、副作用として不眠が起こる薬はいろいろ!
他にも、薬を服用することによって不眠が起こる可能性のあるものはいろいろとあります。
例えば、高血圧の治療薬として使われる降圧剤です。降圧剤の種類はとても多いですが、薬を服用してから夜眠れなくなったという場合には、薬の副作用を疑ってみましょう。
また、高脂血症治療薬にも、副作用として不眠を招く可能性があります。
高脂血症治療薬とは、コレステロール値や中性脂肪の値が高い方に処方されることがある薬です。
その他、パーキンソン病の治療薬も、不眠の原因となる可能性があります。
続きます↓↓
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