ここでは、夜中に目が覚める原因と対策を紹介します。
中途覚醒が少なくなれば、熟睡感が高くなり、疲れも取れやすくなります。
ここ紹介する原因に当てはまる方は、ぜひ対策を実践して、夜中に目が覚める回数を減らしましょう。
寝酒をすると夜中に目が覚めやすくなる
あるデータでは、日本人男性の40%は寝酒をしているそうです。これほど多くの人が寝酒に頼っているのはかなり意外ですが、寝酒により中途覚醒が増えている可能性があります。
アルコールによる睡眠は通常の睡眠とは全く異なる睡眠で、単に脳の覚醒-睡眠を司っている部分が麻痺しているだけです。麻酔と同じですね。
ですので、アルコールの作用が切れると、ぱっと目が醒めます。そして、1度目が醒めると、なかなか寝付けなくなるのが、アルコールによる睡眠の特徴です。
お酒を控えて、中途覚醒を減らそう
そのため、夜中に目が覚めてしまい、なかなか寝付けなくなるという方は、寝酒を控えたほうが好ましいです。急にお酒をやめるのは難しいですから、せめて夕食時に少量のお酒を飲むのに留めておくとか、お酒を飲んだ日は水分を多目に取るようにすると、多少アルコールの影響を抑えられます。
とはいえ、アルコールは中途覚醒だけでなく、睡眠の質も下げ、深い眠りが妨げられます。
熟睡にとっての理想を言えば、アルコールはできるだけ飲まないようにするのがいいですね。
カフェインにより、夜中に目が覚めやすくなる
夜にコーヒーや紅茶、お茶を飲むことで、カフェインを摂取して、夜中に目が覚めるというケースもあります。
カフェインの摂取量と睡眠の関係を調べた実験があるのですが、カフェインの摂取量が多いほど、中途覚醒が増えることがわかっています。
カフェインは寝付きが悪くなるだけでなく、眠れたとしても夜中に目が醒めやすくなってしまうわけです。
できれば夕方以降はカフェインを含む飲み物や食べ物は控えるほうが、熟睡しやすくなります。
カフェインを含む飲み物や、カフェインの持続時間などはコチラを参考にしてください。
他の病気などが原因で、夜中に目が覚めている可能性
病気などが原因で、中途覚醒しやすくなっているケースもあります。
例えば、頻尿により、夜中にトイレに行きたくなって目が覚めるケースです。この場合、前立腺肥大などの病気の可能性もありますが、年齢的なものが原因の可能性もあります。
睡眠時無呼吸の可能性にも気をつけて!
また、睡眠時無呼吸症候群に罹っている可能性もあります。
睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が止まったり、呼吸がしにくくなったりして、脳に酸素が届きにくくなります。そうなると、眠りが浅くなり、中途覚醒も増えることになります。
睡眠時無呼吸症候群の場合、いびきが多いという特徴があるので、家族などに確認してもらいましょう。厳密な定義だと、1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数が5回以上見られると、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
睡眠中に無呼吸状態が何度も見られる場合、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるので、病院に相談するなどしましょう。
他にも、中途覚醒の原因となる病気はあります
他にも、喘息やむずむず脚症候群(脚が痒くて仕方ない)など、中途覚醒の原因になっている病気は色々とあります。心当たりがある場合は、まずはその病気を治さなければ、熟睡することは難しくなります。
以上、夜中に目が覚める場合の原因と対策を紹介しました。
夜中に目が覚めると熟睡感が少なくなり、翌朝疲れが残っている状態になりがちです。ぜひ中途覚醒の原因をみつけ、改善を試みてください。
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