普段、深夜3時くらいにならないと眠れない人が、
『今日はなんとしても12時に寝よう!!』
と言っていたら、どう思いますか?
『いや、無理でしょ・・・』
そう思いますよね?
ですが、実際には多くの人が、不眠症を改善するために、無茶な目標を立ててしまいがちなんです。
実現できる可能性が低い目標を立てても、結局それはストレスになり、不眠症を改善することは難しくなってしまいます。
ここでは、不眠症を改善したい場合に、どのように目標を立てていくべきが、説明します。
就寝時間を目標にしてはいけません!
就寝時間を決めても、たいていその時間には眠れません・・・
まず多いのが、就寝時間を目標に立ててしまうケースです。
しかし、多くの場合希望する就寝時間に眠れるわけではありません。
そのため、それほど眠くないのに頑張って寝ようとすることになりますが、結局寝れないためそれがストレスになります。そして、さらに不眠の症状が悪化してしまう場合もあります。
就寝時間ではなく、起床時間を目標にしましょう!
大切なのは、就寝時間を目標にするのではなく、起床時間を目標にすることです。
人は朝起きて太陽の光を浴びてから、16時間から17時間くらい経つと眠くなるようにホルモンが分泌されています。
ですので、毎朝の起床時間が一定になれば、段々と夜眠くなる時間も一定になってくるので、睡眠のリズムが整ってきます。
そのため、就寝時間は特に定めずに、眠くなったら布団に入るようにします。そのかわり、朝は休日も含めてなるべく同じ時間に起きること、これを目標としましょう。
不眠症の改善には、1ヶ月はかかると考えて行動しましょう!
次に、不眠症を改善するには1ヶ月はかかると考えて、目標を立てましょう。
もちろん、睡眠薬を服用するとか、一時的に眠ることは可能です。
ですが、生活習慣や考え方、サプリなどで不眠症を解消したいと考えている場合はそれなりに時間がかかるものです。せっかく不眠症対策を実践したのに、効果が出ないからと数日でやめてしまうのではもったいないです。
数日朝日を浴びるようにしても、そんなに効果はありません
例えば、不眠症の解消法として、毎朝同じ時間に朝日を浴びるというものがあります。
朝日を浴びることにより、夜にはメラトニンという眠気をもたらすホルモンが分泌されて、眠りやすくなります。
ですが、1日、2日くらい朝日を浴びたからといって、すぐに理想通りにホルモンの分泌が変わるわけではありません。何日も続けることで、効果が現れるわけです。
お酒やタバコも、数日やめたからといって不眠を解消する効果はさほど期待できません
他にも、お酒やタバコも同じです。
不眠の原因になるからといってお酒をやめても、すぐに眠れるかどうかはわかりません。
逆に、いきなりお酒をやめたことでストレスが貯まり、一時的に余計に不眠になるかもしれませんね。
ですが、そこでまたこれまでと同じようにお酒、たばこを続けてしまっては、不眠症は改善できません。
1ヶ月くらいかけてゆっくりとお酒やタバコを減らしていき、不眠を解消していきましょう。
以上、不眠症対策を実践する場合の、目標の決め方や考え方を紹介しました。
現状をちゃんと把握して現実的な目標を立てること、1ヶ月先を見据えてコツコツ実践すること、これが不眠症の改善には大切です。
[…] 不眠症を改善するには、現実的な目標を立てましょう […]