不眠症の原因となっている、睡眠を妨害してしまう生活習慣はたくさんあります。
『こんな習慣が不眠の原因になるの!?』
なんて思われるような習慣もあるので、不眠を招く生活習慣を知っておくことは重要です。
ここでは、不眠症を招く生活習慣のうち、特に睡眠に対する悪い影響が大きいものを紹介します。
1つでも改善できる習慣をみつければ、不眠症の改善につながると思います。
不眠症の原因となる習慣① 夜のテレビ、パソコン、スマートフォン
夜、特に寝る前にテレビやパソコン、携帯、スマートフォンを使うことで、不眠になりやすくなります。
これは、テレビやパソコンが発する光がかなり強いので、それが睡眠物質であるメラトニンの分泌を抑制してしまうからです。
就寝前のパソコンやテレビ、スマートフォンの利用が睡眠に悪い影響を与えることが実験でも明らかになっているので、注意しましょう。
パソコンなどを使うときには、明るさに気をつけて!
それでも、就寝前にどうしてもパソコンやスマートフォンを使いたいという時には、画面の明るさを暗めにするなどの工夫をしたほうがいいですね。
画面の明るさを、自動で睡眠に影響を与えないように調整してくれるソフトやアプリもありますので、こういうものを使ってみるのもありです。
画面の明るさを調整するには、こちらの記事を参考にしてください。
👉 PCやスマートフォンで睡眠障害にならないためにはどうすればいいですか?
不眠症の原因となる習慣② アルコールとタバコ
アルコールとタバコは睡眠に悪影響を与えるものなので、なるべく控えたほうが、快眠しやすくなります。アルコールは睡眠の質を下げて、浅い眠りになり、中途覚醒や早朝覚醒しやすくなることがわかっています。
特に、寝酒が習慣になっている方は注意しましょう。
タバコに関しても、タバコのニコチンの覚醒作用は30分ほどは続くようです。最近は禁煙ブームで、外であまりタバコを吸えないから家に帰ってからたくさんタバコを吸う人が増えているみたいですね。
特に就寝前のタバコは控えるようにしましょう。
不眠症の原因となる習慣③ 遅い時間の食事
睡眠中でも腸による栄養の吸収は行われますが、胃による消化は止まってしまいます。
つまり、胃の消化が終わっていない状態で眠ってしまうと、胃の中の食物が消化されていないまま残っていて、それが不眠を招くことになります。
ですので、できるだけ就寝前3時間くらいは何も食べないようにしましょう。食後におやつを食べるのが習慣になっている場合には要注意です。
仕事などで帰りが遅い場合には、うどんなどの消化が良い物を少量食べるくらいに留めておいたほうが、睡眠への悪影響は少くなりますよ。
以上、不眠症の原因となる、特に気をつけたい生活習慣を紹介しました。
タバコやアルコールはすぐに減らすのは簡単ではないと思いますが、できる範囲で取り組んでもらえれば、不眠症は解消していくと思います。