外の騒音や生活騒音が気になって寝付けない、寝ているときに何かしらの音に反応して起きてしまう・・・
このような騒音が原因となって睡眠が満足にとれないことも、不眠症になる原因の1つです。騒音自体で睡眠が妨げられることもありますし、騒音に対して過剰に気にしすぎてしまって、なかなか安眠できない場合もあります。
ここでは、睡眠を妨げる騒音や、騒音を和らげるための対策を紹介します。
睡眠を妨げるのは、意外にも家族の生活騒音!
睡眠を妨げる騒音というと、外を走る車の走行音やクラクションだったり、家の外の騒音が思い浮かぶかもしれません。
ですが、実際に睡眠を妨げる騒音というのは、家族の生活騒音が圧倒的に多いのです。
家族よりも早く寝る場合は注意が必要!
これは、自分が家族よりも早く就寝する場合に、問題になることが多いです。例えば、トイレを流す音や、キッチンの水を流す音などはかなり大きな音になります。
また、玄関のドアを閉める音も非常に大きいですし、部屋のドアを閉める音なども意外に気になるものです。その他、電気のスイッチを点けたり消したりする時の音も、家の中が静かだと意外に響くわけです。
睡眠中に気になるのは、突然聞こえてくる音です
生活騒音といっても、連続して聞こえてくる音と、突然聞こえる音があります。
連続して聞こえる音というのは、例えば冷蔵庫のブーンという音だったり、家族がテレビを見ている音、時計がチクタク動く音などですね。
このような連続音は、心理的にはさほど気にならない場合が多いです。初めは気になっても、連続音だと慣れやすいわけですね。
(ただし、不眠症の場合は神経が過敏になっているので、こうした連続音にかなりストレスを感じる場合もあります。)
気になるのは、突然聞こえる音
しかし、より睡眠にとって問題となりやすいのが、突然聞こえる音、あるいはずっと聞こえていた音が突然消える場合です。
うとうとしていて、そろそろ寝れそうかな、という時に急にドアを閉める「バン!」という音が聞こえると、びっくりして眠れなくなってしまいますよね。また、ずっとついていたテレビの音が急に聞こえなくなるのも、意外にストレスになるものです。
生活騒音で夜中に目が醒めてしまうことも・・・
騒音が気になってなかなか寝付けないということの他に、騒音によって夜中に目が醒めてしまうこともあります。
実は、音に反応して夜中に目が醒めてしまうというのは、人の脳の仕組み上当然のことなんです。
睡眠というのは意識がない状態ですから、動物的な考え方をすると、非常に危険なわけですよね。何か身に危険が迫っているのにずっと寝ているのでは、命が危なくなってしまいます。
例えば、地震に反応して目が醒めたり、赤ちゃんが夜泣きをすると目が覚めるのは、そうした仕組みがあるからです。
そして、音に反応して目が覚めるメカニズムは、音の大きさよりも、突然聞こえる音により反応すると言われています。ですので、他の家族が寝ているときには、急に聞こえる音を出さないように注意したほうがいいですね。
生活騒音で睡眠が妨げられるときの対策はこれだ!
家族になるべく騒音を出さないように意識してもらう
まず、どのような音が睡眠を妨害してるかということを、家族に理解してもらう必要があります。
まさかこんな音が気になっていたの?、という場合も多いですから、どのような音が気になるのかを伝えましょう。
そして、可能なものはなるべく大きな音を出さないようにしてもらいます。
例えば、玄関やドアの開け閉めなどの音は、注意すれば小さくすることができますよね。水を流す音などどうしようもない場合もありますが、可能なことは協力してもらいましょう。
騒音を聞こえにくくする工夫をする
騒音を和らげる工夫としては、遮音カーテンを使うという方法があります。
特に生活騒音であれば、窓よりも寝室のドアから音が聞こえてくるわけですので、ドアに対して遮音カーテンをつけてみましょう。
長めの遮音カーテンを用意して、ドアの隙間をすべて覆い隠すくらいにカーテンをつければ、だいぶ音は小さくなるはずです。
以上、睡眠を妨げる生活騒音と騒音対策を紹介しました。
騒音というのは一度気になりだすと、気になってなかなか眠れずに、不眠になることもあります。
少し気になるという段階で、うまく騒音対策ができると良いですね。
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