学生や主婦、フリーターの方で、夜や深夜の時間帯にアルバイトやパートをしている方がいらっしゃいます。ですが、実は夜や深夜に仕事をしていることで、眠れなくなることがあるのです。
実際に私も夜にコンビニバイトをしていたときには、寝付けなくて悩んだものです。ここでは、夜~深夜に入るアルバイトやパートが不眠の原因となる理由について、説明します。
不眠の原因① お店の光が強いことが、眠れなくなる原因!?
夜や深夜に強い光を浴びると、眠れなくなる理由
夜や深夜の時間帯にアルバイトやパートをしていると眠れなくなる理由の1つは、夜に強い光を浴びているからです。
夜に強い光を浴びていると、睡眠にとって重要なメラトニンというホルモンの分泌がストップしてしまいます。本来は、日が暮れた頃から少しずつメラトニンが分泌され始め、夜の10時とか11時くらいにはメラトニンの働きで眠気が強くならなければいけません。
しかし夜に強い光を浴びていることで、メラトニンの分泌が十分でない場合は、寝ようと思ってもなかなか寝付けなくなってしまいます。
アルバイトやパート先は、光が強いところが多い
特に、アルバイトやパートとして働くお店は、光が強いところが多いのです。イメージしてもらえればわかると思いますが、コンビニ、スーパー、ドラッグストア、塾の教室・・・、などなど、光がかなり強めになっているところが多いですよね。
(居酒屋なんかは光が暗めなので、その点は良いですね。)
そのため、夜や深夜に働いている人は、不眠になる可能性が高まるのです。
不眠症の原因② 夜や深夜に働くと、寝ようと思ってもリラックスできない
また、夜や深夜に働いていると、仕事が終わってもすぐにはリラックス出来ません。それは、仕事中には交感神経が活発になっているからです。
本来、夜の9時くらいには交感神経の代わりに副交感神経が活発になり、心身がリラックスして、眠るための準備を始めます。ですが、夜や深夜まで働いていることで、なかなか交感神経が静まらないのですね。
バイトやパートが終わって家に帰っても、すぐに副交感神経が活発になってリラックスできるわけではありません。心身がリラックスできるためには時間がかかるのです。
ですので、夜や深夜の時間帯に働いている人は、仕事が終わってからすぐに寝ようと思っても、なかなか寝付けないのです。
不眠症の原因③ 家に帰ってから食べる食事が、眠りを妨げる
さらに、仕事から変えるとお腹が空くので、食事を摂る人が多いと思います。ですが、しっかりと食事をとった場合、消化されるまで4時間ほどはかかるものです。
消化が終わっていなければ、寝付きも悪くなりますし、眠りも浅くなることがわかっています。食事をする時間が遅くなってしまうことが、眠れなくなる原因の1つなのです。
夜や深夜に働いている人が、不眠を解消するには?
では、夜や深夜に働いている人が不眠を解消するには、どうすればよいのでしょうか。一番は夜や深夜に働くことを辞めることですが、そう簡単なことでもないので、以下のことに気をつけて下さい。
①帰宅後のご飯は少なめにする
出勤前にご飯を食べて、帰宅後は軽いものを食べるようにしましょう。おにぎりやうどんなどの消化の良い物や、ゼリーやクッキーなどにしておくと良いですね。
②帰宅後は部屋の明かりを暗めにする
せっかく家に帰っても、部屋の明かりが強ければ不眠を加速してしまいます。部屋の明かりは暗めにし、あるのであれば間接照明を使うと良いですね。
③30分~1時間くらいのリラックスタイムを設ける
バイトから帰っても、すぐに寝付くのは難しいものです。ですので、初めからすぐに寝ようとはせずに、30分~1時間くらいのリラックスタイムを設けるようにしましょう。
照明を暗くした部屋で、本を読んだり、音楽を聞いたり、ストレッチをしたり、自分がリラックスできることをしてみましょう。
以上、夜や深夜の時間帯の仕事が原因で、眠れなくなるケースについて説明しました。当てはまる人は意外に多いと思うので、ぜひ参考にして下さい。