寝ようと思っても、不安が頭をよぎって眠れない・・・
不眠症を抱えている方は、このように精神的なものが原因となって、寝付けない場合が多くあります。
不安を抱えている状態だと、眠ろう思ってもいろいろと考え事をしてしまい、なかなか寝付けません。
本来眠りに入るにはリラックスすることが非常に大切ですが、不安や悩みがある状態だと、体がリラックス状態に入れないんですね。
不安な状態を和らげるための効果的な方法として、『ポジティブな言葉を発する』というものがあります。単純な方法ですが、言葉の力は馬鹿にできないので、ベッドでリラックスして安眠したい方は試してみて下さい。
ポジティブな言葉を発するとなぜ安眠できるのか
言霊という言葉があります。言葉には魂が宿るということですね。
私はスピリチュアルな話は一切信じない人間ですが、言葉に魂が宿るというのはその通りだろうと思っています。
・ポジティブな言葉を発すると安眠できる理由① 思い込みの力
例えば、医者から『あなたの病気は治ります』と言われると、それだけで元気になるなんていう話を聞くことがありますよね。
思い込みによって、脳が精神状態を変化させるわけですね。
また、プラセボ効果というものがあります。
これは医者が本来はなんの効果もない『偽薬』を処方して、患者の思い込みによって症状がよくなるというものです。
思い込みの力はすごい!
プラセボ効果が本物かどうか、未だに議論があるところではありますが、一般的には不眠症などの精神的な症状に関しては特に効果を発揮すると言われています。
つまり、思い込みで本当に心の状態を変化させることができるわけですね。
それは、医者に薬を処方されなくても、自分自身でも思い込むことは可能です。
ですので、夜眠るときにポジティブな言葉を発することで(例えば、『大丈夫、大したことじゃない』)、脳がその言葉を思い込んで、不安が和らぐことになります。
ポジティブな言葉を発すると安眠できる理由② 条件反射
また、ポジティブな言葉を発することで不安が和らぐ理由の2つ目として、条件反射があります。
梅干しを見ただけでよだれが出るというものですね。
条件反射は唾液が出るなどの体の変化だけでなく、精神的な変化も起こると考えられます。
ポジティブな言葉を聞くと、脳が瞬時にその言葉が意味する精神状態を作り出すわけですね。
例えば、『今日はすごく楽しい1日だったなあ・・・』という言葉を発すると、なんだかうれしい気分になるのではないでしょうか。
(私だけでしょうか笑)
不安で眠れない夜は、ポジティブな言葉を口に出そう
というわけで、夜不安で眠れないときには、ポジティブな言葉を口に出すようにしましょう。
口に出したほうが、より強く思い込めるはずです。
発する言葉は、自分がポジティブな気分になれる言葉ならなんでもいいと思います。
ただし、注意点としては、『明日の仕事は失敗しない』のように、『失敗』というネガティブな言葉を入れるのはよくありません。
『失敗』という言葉を口にした瞬間、脳が『失敗』という言葉が連想する精神状態を創りだしてしまうかもしれません。この場合は、『明日の仕事は絶対にうまくいく』などがいいですね。
最後に、ここで紹介したことを半信半疑でやるとあまり効果はないかもしれません。
強く思い込むことが大切なので、『本当に効果がある』と思ってやってみるといいと思います。
不安や悩みで夜眠れない方は、リラックス効果がありますので、ぜひ試してみてください。